今回はいつもと趣向を変えて、
ずっと書きたかったポータブル電源のことを書いてみたいと思います。
すごく長い文になってしまいましたので、ポータブル電源やキャンピングカーの電力事情にご興味のある方のみお進み下さい(笑)
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おさらいも兼ねて改めまして我が家のバンコンをご紹介します。
ビルダー名:トイファクトリー
名前:CORDOBA CRUISE
※もうカタログ落ちしてます(涙)
ベース車両:トヨタ ハイエース スーパーロング キャンパー特装車
乗車定員:4名
就寝:2名
(当時のカタログでは大人2名+子供2名が就寝できる絵を載せていました。実際には175cm×3名+160cm未満×1名の大人4名は寝られますけど。)
このキャンカーに搭載されているバッテリーがPOWER SONIC製の吸着ガラスマット(AGM)方式の高性能ドライバッテリーで放電充電を繰り返し出来るディープサイクルバッテリーです。
サブバッテリー容量:100Ah(20hr ※)×2台
※5A出力し続けて20時間保つ容量
12Vだとすると2,400Wh(100Ah×2台×12V)
実際には鉛のバッテリーは12Vで出力し続けることは出来ないので新品状態で2,000Wh〜2,400Whくらいの容量だと思われます。
トイファクトリーの大体の車両はサブバッテリーを最大で3台まで搭載することが出来ます。
初期コストもランニングコストでも諭吉さんがたくさん飛んでいきますが・・・。
そして電気を消費する搭載されたものは、
[12V駆動]
・LED照明(12箇所)
・冷蔵庫(いつも最弱の"1"で使用)
・FFヒーター
・MAXX FAN
・給水ポンプ(シンクにある水道)
・トイレのポンプ(水洗用)
・ナビ+WiFi(エンジン掛けないでサブバッテリーでも起動)
[100V駆動]
・エアコン(家庭用)
となります。
季節によっては同時に使用することはない電化製品もあります。
我が家ではFFヒーターとエアコンは排他で使用。
トイレの水洗は使用していません。
その他は車中泊では常時使用しています。
この他に積み込んでいる家電製品は、
・小型扇風機[100V用]
・カメラバッテリー充電器[100V用]
・MacBook Air充電器[100V用]
・ストレートアイロン[100V用]
・電気ポット[100V用]
ですが、常時使っているわけではなく本当にちょっとしたスポット的に使っているくらいです。
充電用の機器としては、
・ソーラーパネル(220W)
・走行充電(何Wになるんだろう?)
サブバッテリーをかなり使っていた時にエンジン始動して充電36Aとか表示されたことがあるので12Vで計算すると400Wくらいなのでしょうか。サブバッテリーの減った容量によっても充電量は変化するのであくまで参考になります。
そもそもオルタネーターの発電量も調べないと正確な数値は分からないですね。。。
・外部充電(100V)
家庭にある100Vコンセントからコードをリアバンパーにあるコネクタへ接続することによって100Vが使用できるようになるだけでなくサブバッテリーへも充電できます。
一見すると立派な充電設備があるなという感じに見られるかもしれません。
でも、ウチの場合は使用する電化製品に対して充電する機器との電気の需要と供給が成り立ってないんですよね。
個人的な印象としては節電を意識して、使っていない時は照明を切ったり、止めたりしているので、あまり電気を使っていないのにサブバッテリーって保たないなぁ〜と感じています。
一旦車中泊へ出掛けると、日中のソーラーパネル充電や移動中の走行充電でもサブバッテリーは満充電になることはなくどんどんと消費する一方なんですよね。
そして、キャンカー購入してから1年足らずで一晩保たない状態に陥りました。
先代のキャンカーは3年目になってから保たなくなったので最初は驚いてしまいました。
解決策を考えないとこのままでは高いキャンカーを購入したにも関わらず、どこにも出掛けられずにお家に引き籠り状態へとなり兼ねません。
実際にそうなりかけました。
(だって一晩保たず夜中にアラームが鳴るんです。精神衛生上よろしくはありません。)
そんな電力事情の解決策としてはサブバッテリーのリチウムイオンバッテリー化が最も理想的な方法で、最新のキャンピングカーでは最初からリチウムイオンバッテリーが搭載されていたりします。
リチウムイオンバッテリーは容量が少なくなるまで電圧も安定して出力出来ますし、急速充電ができるのが大きなメリットなんです。
(ただ値段は倍以上・・・)
ウチもリチウムイオンバッテリー化を検討してネットを漁ったり、ビルダーのトイファクトリーへ相談したりしましたが、まだまだ信頼性の問題があるとのことで希望は叶いませんでした。
強硬手段でリチウムイオンバッテリー化を請け負っているところへ行こうとも考えましたがトイファクトリーは特殊な回路を組んでいる情報もあり保証対象外になってしまってもし何かあっても困るしでこちらも諦めざるを得ませんでした。
そんなところにポータブル電源で大容量、超急速充電に対応しているものがあると聞きつけて知ったのがECO FLOW DELTA Proだったのでした。
いやぁ〜流石に長くなりすぎたのでここで一旦休憩します。
次回は自作の配線図も載せてみたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。